Squier by Fender Affinity シリーズ ストラト
スクワイヤ アフィニティシリーズのストラトです。
廉価モデルなので敬遠していましたが、意外と初心者向けによく考えられているのと、並みいるほかメーカーの廉価品と比べてもストラトらしくて関心しました。
価格の割によくまとまったギターですが、唯一ボディの厚さが一般的なストラトより薄いのが不満点なのでボディだけ交換すれば、きっとお気に入りになれます。
ヘッド
Squierロゴが金文字に縁取りのものもありますが、これは黒一色です。
「STRAT」と書かれていて、ストラトキャスターではないことを主張しています。
ヘッド裏のシリアルがCY11から始まるのでおそらく2011年製とかでしょうか。
いわゆるラージヘッドですが、ネックジョイントは3点ではなく4点止めです。
ネック
ラージヘッドなので70年代っぽい太めのCシェイプかと勝手に推測していましたが、細めのU寄りなシェイプでした。
初心者向けにも握りやすいようによく考えられています。
ナット部で約41mm、12フレットで約51.5mmです。
グロスっぽくないマットな仕上げですがこれもプレイアビリティを考慮していると思われます。
ボディ
ボディ厚さが一般的なストラトより薄くて約41mm(45mmが一般的)。
たった数ミリですがギターを抱えてみると「なんか薄いな」感があります。この薄さが、最もアフィニティらしさだと思います。
コストダウンのためなのか、StandardシリーズやClassic VibeなどSquierの上位モデルとの差別化のためか。個人的には後者があると推測します。
ピックアップ、コントロール
特筆する点がないので割愛
ハードウェア
ブリッジサドルはキャストタイプでした。
ほかの写真
BOSS Dr. Rhythm DR-770 の修理備忘録
ジャンクで入手したBOSS Dr. Rhythm DR-770を修理した際の備忘録です。
概要
BOSSのコンパクトリズムマシンです。強力なサウンドエンジンと数百のパターンが当時としては売りだったようです。兄弟機のDR-670、DR-550mkIIと比べるとプリセット、ユーザパターンが多い、空間エフェクトがあるといった違いがあります。
購入時の状態
アダプタ無しのため未確認ジャンクとして入手。アダプタがあったときはちょっとした振動で電源が落ちるとの情報あり。
アダプタ購入
アダプタはBOSSの機材で多く採用されている、9V-DCでプラグ径がφ5.5×2.1mmのタイプと思い込んでいましたが違いました。
調べるとBRC-100というアダプタが対応していて、14V-AC、0.8A、プラグ径φ6.5×3.1mmと、あまり見ない仕様です。互換品をハードオフのジャンクで探そうか考えましたが、青箱で交流→交流のアダプタを見たことがないのでジャンクではなく、サウンドハウスで新品を購入。
ROLAND ( ローランド ) >BRC-100T | サウンドハウス
電源ジャックの手入れ
振動で電源が落ちる、との情報があったので電源の接触不良が原因と推測。
購入したアダプタを接続して電源をONにすると、持ち上げた時、プラグを上下左右に動かしたとき、たしかに電源が落ちる。
接触不良はジャックとプラグの錆くすみが原因であることが何回かあったので、金属部をウェスで擦って錆くすみを除去。
錆くすみ除去→通電確認を何度か繰り返しても状況は改善されず、症状が変わらない。
電源ジャックの交換(失敗)
電源ジャックの錆くすみ除去で効果がないのでジャックの交換を試みた。
千石電商に外形/内径 φ6.5×3.1mmのジャックの在庫を確認したら、そのサイズは唯一、マル信無線電機 のMJ-300J DCジャック#6が該当するとのことで購入したものの、ロック機構付きプラグしか挿せないというオチ。
マル信無線電機 MJ-300J DCジャック#6(基板用)
基板のはんだ不良を見つけて解決
電源ジャック交換が失敗に終わり途方に暮れながら基板を見ていると、電源プラグが動くとはんだがわずかに浮くのを見つけた(アダプタはコンセントから外しています)。
はんだ不良と思われる部分のはんだを取り除いてはんだ付けし直した所、電源が落ちる現象は無くなった。
勉強になりました。
AmazonでPRS風ギターネックを購入してみました
購入経緯
John Mayerの新曲 Last Train HomeのPVではピンク色のSilver Skyが目を引いていました。Johnほどの色男じゃないとピンクのストラトはおふざけになりそうですが、手元にピンクのボディがあるのでJohn風のギターを組んでみようと思い立ち、AmazonでPRS風のネックを探した所、中国製のものがあったの購入した次第です。
趣味のギターいじり用としてはコスパがよいと思います。
購入した商品はこちら。
ヘッド周り
バーズアイが出ています。ペグ穴はノギス計測で10mmで、ロトマチックタイプペグが入るサイズ。
ナットは無固定で溝位置だけ掘ってあり、溝切りと高さ調整の加工が必要です。
トラスロッドカバーは無しで、ロッド穴に黒い削りカス?のようなものが付着していました。
指板周り
本物のバードインレイを見たことがないので出来は不明ですが、インレイのはめあい精度は悪くないです。
すこし引っかかりは感じるものの、フレット端処理はされています。
ネック裏
スカーフジョイントです。ヘッド側、ネック側のどちらの材もバーズアイが出ています。
ネックヒールは丸いタイプです。
Ibanez SRGT47FM エレキギター 【スルーネックのRG】
Ibanezでは珍しいスルーネックモデルです。島村楽器の別注品とのことで、「SRGT」のSはShimamura、TはThroughの頭文字でしょうか。FMはFlame Mapleと思われます。
Made in Koreaです。Korea製はSamick、Epiphone Saeinなどは低価格でもそこそこの仕上げなのできらいではないです。黎明期のSquier Koreaはきらいです。
ヘッド
一般的なIbanez形状ヘッドです。RG Seriesのロゴ入り。
ネック
一般的なIbanez RGのネックだと思います。
ナット幅43mm、12フレット部幅53mm。
スルーネックなのでラミネートパターンがボディのテール部まで貫通しています。
ネックヒールからボディの連結部がなだらかな曲線に加工されていて、ハイポジションが弾きやすいです。ギターを持ち上げる際にジョイント付近を握るとフィット感がよくて、スルーネックを所有しているという満足感があります。
ボディ
トップがフレイムメイプル、バックがバスウッドです。
ブルー系の暗めの塗装で、フレイムメイプルですがあまり主張しないのが慎ましいです。
ピックアップ、コントロール
1VOL/1TONE、5WAYのピックアップセレクタでハムがコイルタップするタイプです。
この個体はフロントPUが欠品していたので社外品に交換しています。
オリジナルはフロント側からINF1(H)、INFS1(S)、INF2(H)が搭載されているようです。
廉価版ピックアップとのことですがINFS1、INF2を試してみたら、解像度はそれなりながらドンシャリなキャラクター付けがされている印象でした。個人の感想です。
ハードウェア
ペグはブランド名無しのロトマチックタイプ。
ロック式トレモロはIbanzeオリジナルのもので、刻印入りです。トレモロキャビティから見える赤いパーツがスポーツカーのエンジンヘッドカバーみたいな、見えないこだわりっぽくてすきです。
ほかの写真
Vision RP250 レスポールタイプ エレキギター
紹介
概要
Ariaのエントリー向けブランド、Visionのレスポールタイプモデルです。Visionブランドは既に終了しておりAriaのエントリー向けはLegend、Britzが展開されています。
このギターの製造年代は不明ですが、ボルトオンジョイントやペグ形状などをみると70、80年代製と思われます。
ヘッド
ヘッド形状はオープンブックをポップにした感じで、太めの躍動感あふれるロゴは80s感をにおわせています。
トラスロッドカバーに型番「RP250」の記載あり。ベル形のものまねではない独自の形状、色がAriaっぽい。
ネック
おそらくCシェイプで、一般的なレスポールタイプのグリップ感。
ナット部幅 43.5mm、12フレット部幅 51.5mm。
ボディ
ボディは、サイドの塗装越しに地層が見えるのでラミネート(積層合板)。
トップはアーチ状で、指でコンコンすると場所によって響きが違うのでおそらく中空ボディ。
トップのワイルドな杢目とシースルーなブラウンの塗装色が渋い。
ハードウェア
ペグは亀甲ペグでポストにこぶが付いている古いエコノミータイプ。
ナシュビルタイプのブリッジは交換されたものか不明。
LaunchpadXをStudio One 5で使う: Drum Gridの設定
Launchpad XのドラムグリッドをStuduo One向けに設定する方法です。
課題
Launchpad XをStudio One 5の環境に導入しました。
Studio Oneのサンプラーインストゥルメント IMPACT XTを起動して、Launchpad Xのドラムグリッド(Factory Custom Modeの1番)でパッドを叩いたら、IMPACTとLaunchpadのノート配置が異なるためパッドの配置の通りに音が出なくて困りました。
Drum Gridの設定
LaunchpadのカスタムモードにIMPACT用のDrum Gridを登録することにしました。
設定画面 novation Componentsを開く
設定はnovationのWebアプリとLaunchpadでMIDIデータを送受信して行います。
novation Componentsのサイトを開いて「Launchpad X」を選択
Novation Components
デフォルトのDrum Grid設定を取得
IMPACT用の設定はカスタムモード1のDrum Gridをベースにして作成するので、「Get Started」メニューの「Get Custom Mode from Launchpad X」(Launchpadからカスタムモードを取得する)を選択→「Select Custom Mode」ダイアログで「1」を選択します。
左メニューの「Factory Custom Mode1-4」で工場プリセットに戻すこともできます。
ノートを割当て
Launchpadのパッドを模した画面が表示されます。任意のパッドを選択すると、そこに設定されている情報が右上の「MIDI Note」欄に表示されるので、IMPACTのノート設定と同じになるようにNote、Octaveを入力します。下の画像の例ではIMPACTのパッドに「B0」と表示されているのでLaunchpadのNoteに「B」、Octaveに「0」を入力します。
これを4×4のパッドに設定します。
お好みですが、デフォルトのDrum Gridと見分けるためにパッドの色を変えました。色を変えたいパッドを選択して右下メニューの「Off Colour」で色をクリックすると変更できます。
設定をLaunchpadに送信
設定をLaunchpadに送るときは右上メニューの「Send」を選択→送信先のカスタムモード番号を選択します。カスタムモード1番のDrum Gridを残しておきたいので2番に登録しました。
Launchpadでカスタムモードを切り替え
Launchpad側でカスタムモードを切り替えます。
「Custom」ボタン、「Pan」の順でパッドを押します。(カスタムモード2番の場合)
Volume→1番、Pan→2番、Send A→3番、Send B→4番です。
これでIMPACTのパッド配置の通りに音が出せると思います。
Kawai M45A アコースティックギター
紹介
概要
1960年代カワイのいわゆる鉄線ギターです。クラシックギターサイズのoooシェイプで取り回しがよく、そばに置いて置きたい一本です。この年代のギターは持ち上げると拍子抜けするくらい軽いものがあったりするんですが、材質のせいか程よい重量感があるのもお気に入りポイントです。
ボディ
明るい色合いのメイプル合板のサイド・バックが特徴的です。私が知る限りMシリーズでメイプルを使用しているのはM45だけで、ほか(M35、M40)は材質不明でブラウン系の塗装がされていました。
ネック
ヤマハのダイナミックギターほど太くないのでコードも弾けます。かと言って近年のアコギほどモダンなネックシェイプではありません。ナット幅45ミリ。ヘッドには筆記体のカワイロゴとJISマークの刻印(9328とは?)があります。
ブリッジ
鉄線ギターのブリッジはスチール弦の強いテンションで剥がれないようにボルト・ナットで補強されています。
入手経緯など
写真のM45は2本目に手に入れたものです。
1本目は広島駅前の有名な楽器店マルヤさんの店先にぶら下がっていたのを購入。気に入って弾いていましたが東京に戻ってきて置き場に困り手放してしまいました。手放して1年くらいしてから同じようなギターがほしくなって探しましたが、12フレットジョイントのスロテッドヘッドでメイプル仕様ってのが意外とありません。さらに2年くらい後にメルカリでジャンク品をみつけて2本目を購入しました。
修理
ネック
ネックを側面から見てはっきり分かるくらいの順反り&ネックヒール剥がれ。弦高は5%12フレット6弦で5ミリくらいありました。
簡易ネックアイロンでの反り矯正を試みました。
ホームセンター でアルミ角パイプ 40×30×1,000Lを購入→半分の500Lに切ってもらったものをネックにクランプ止めし、ハロゲンランプで加熱。
ランプはAmazonで買った500W、1,300円くらいのもの。
ハロゲンランプは近づけ過ぎたり当て所がわるいと煙を上げるので要注意でした。安全面、加熱の均一性を考えるとメーカー品のネックアイロン用具か、角パイプの中に仕込めるサーモスタット付のパネルヒーターが確実。
ネックヒール割れ
ネックが起きる方向の力でヒール部に割れが出ていました。
ヒールの底に穴をあけ木ネジで締め込み割れをふさぐ。あけた穴を同径の丸棒とタイトボンド+木粉パテで埋め、トップコートを塗って仕上げました。
ボディ割れ
1弦側ショルダーが何かに打ち付けたような割れ方をしていました。
内側から圧迫して凹みを直し、外側はタイトボンドを流し込み、固化後にコンパウンドで成形。
調整
クラシック弦を張って、反りを見ながらネックアイロンを数回かけてなかなか良い状態に持ってこられました。
サドルを削り12フレット6弦で約2.5ミリに調整しました。サドルのエッジが立っていないです。